千里金蘭大学/地域の方へ向けてのメッセージ

生涯学習の時代に向けて

土肥義胤千里金蘭大学学長
土肥 義胤


 千里金蘭大学は、明治38年(1905)に、当時の大阪府立堂島高等女学校(現大阪府立大手前高等学校)の同窓会「金蘭会」が女子教育の振興を目的に設立した「私立金蘭会女学校」を母胎にして誕生しました。その100年に余る歴史の中で、学園は、さまざまの時代の荒波にもまれながら今日に至っていますが、常に設立時の理念に立ち戻って学園の改革を行っています。
 近時、社会情勢や社会構成が大きく変化した中で、地域社会に生きる大学は、「生涯学習」というあらたな課題を背負っています。思えば、本学園も、明治の時代に教育の機会を与えられていなかった女性の切実な「学びたい」という意志に答えて産声を上げました。この「学びたい」という市民の意志に応えることは、まさに金蘭会学園のアイデンティティであるのです。
 今日、「学びたい」という地域社会の方たちの意志には多様なものがあります。「もう一度自分のキャリアやスキルをアップさせ社会に役立ちたい」という職業的な分野に関わることから、「今までの自分の人生で欠落した部分を学び直し、生き甲斐を持って生きたい」という願いまで、いろいろな生涯学習への期待があります。
 このような地域の学びへの欲求に、大学の高等教育研究機関としてのソフトウェア/ハードウェアを開放して貢献することも、これからの大学の大切な役割となります。
 本学は、平成18年度に生涯学習センターを立ち上げ、吹田市・箕面市との教育協定も締結し、地域社会への生涯学習活動を本格的にスタートさせました。おかげさまで、本学が主催する公開講座や、吹田市・箕面市との提携の講座には、年々多くの市民の方たちが参加され、年間に延べ1000人を越える受講者を迎えています。
 このような地域社会からの期待に応えて、更に充実した生涯学習への取り組みを続けていく所存です。

地域に根ざした、開かれた大学として

生形貴重千里金蘭大学
生涯学習センター長
生形 貴重


 金蘭会学園は、明治38年、当時の女性の「学びたい」という心に応えて設立されました。 その建学の精神は、学園創立100年を経過した現在も変わらず維持されています。 21世紀に生きる大学は、地域社会に開かれた大学として変貌を遂げねばなりません。 千里金蘭大学では、従来より公開講座を開講してきましたが、平成18(2006)年度、「生涯学習センター」を新たに立ち上げ、 地域の方々の「学びたい」という要望に応えるため、多様な講座を設置して活動しています。 生涯学習センターは、公開講座の運営のみならず、その生涯学習活動の要として、吹田市や箕面市などの自治体の生涯学習活動とも提携・協力し、 今までの大学にはない地域社会への貢献を通じて、地域社会への文化的情報発信基地となることを目指したいと思います。 平成19年度には、公開講座に加えて、吹田市・箕面市との提携講座に参加された人たちの数も合わせると、延べ1000人を超えました。 千里金蘭大学は、生涯学習センターを中心にして、いかなる世代の人たちにも、「学びたい」という要望に応えていきたいと思います。

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