関西大学学長
楠見 晴重
関西大学は、1886(明治19)年11月4日、近代的な法律の整備、それを運用する法曹人の養成をめざして、西日本で最初の法律学校として創立されました。
江戸時代に“天下の台所”と称された商都、大阪の地におけるその建学の精神は、陽明学的な「知行合一(ちこう ごういつ)」。
1922(大正11)年に総理事に就任した山岡順太郎学長は、「学の実化(じつげ)」という言葉で表現しました。つまり学理学問と実際実践との調和統一をはかり、社会に有用な品格ある人材を生み出す、というものです。
以来、本学は120年以上の光陰の中で多くの人材を輩出し、“知の世紀”、“知識基盤社会”と称される二十一世紀の現在に至りました。
関西大学は、この吹田の地に来て90年。地域に根ざした総合大学として、2011(平成23)年度に40周年をむかえる「生涯学習吹田市民大学 関西大学講座」を始めとする公開講座など、
生涯学習機会を長年にわたって市民の皆様へ提供してまいりました。
また、地域との連携に関する本学の窓口としての役割を果たすと同時に、地域連携に関するノウハウの蓄積、各種公開講座の企画・運営、連携活動の具体化を図ることを目的として
2005(平成17)年4月に地域連携センターを設置いたしました。また、大学の使命の一つである「社会貢献」の推進のため、教育・研究の成果を地域、自治体、産業界と連携して、広く社会に還元していく所存であります。
今後も公開講座など、本学で開花した学術研究を吹田市民に知っていただくことによって、市民の皆様に愛される大学として、努力してまいります。