関西大学 人間活動理論研究センター≪学びあう食育~子どもたちのニュースクール≫

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本サイトの吹田くわいのページで、写真等の資料をご提供下さいました関西大学 人間活動理論研究センター(Center for Human Activity Theory:略称CHAT)が、本を上梓されました。「学びあう食育~子どもたちのニュースクール~(中央公論新社刊 関西大学人間活動理論センター編著 山住勝広教授監修)です。

2005年度から取り組まれている教育実践開発のプロジェクト「ニュースクール(New School:NS)」の約5年間の活動の軌跡を描いたものです。
「学びあう食育」とは、関西大学近隣の小学生を中心とした多様なパートナー(関西大学の教職志望の学生、教育の実践者と研究者、学校と大学の関係者、学校外の生産者や専門家、ボランティア組織、行政機関など)が、地域において長い歴史を持つ伝統野菜「吹田くわい」を身近な学びの対象として、自分たちの手で育んでいくプロジェクトです。そこでは、有機栽培の農業体験やエコロジーの学びから、オリジナル調理を通した食の学びまでが行われています。

学校と学校外のコミュニティから多様なパートナーが参加し、地域社会全体へと広がるような学びあいと協働を創り出すことを「学びあいのプラットホーム(=発着場)」、「ニュースクール」の「ニュー」を「新しい学校のあり方」としての「社会変化の担い手としての学校」と位置づけられています。これまでの取り組みについては、特に第2、3、7章を執筆された冨澤様の前進力をたたえた文章から、教育を実践される皆様の信念と創意工夫がくっきりと伝わってまいりました。写真の中の子どもたちは、きらきらした目をしていて、どの子も皆とてもいい顔をしています。

山住先生は、「食や農業をテーマにした学びの体験が、『エコロジー的に考える』ことを子どもたちに促している」という箇所で、「エコロジー的に考える」ことを、「『互いがかかわり合っていること(Relationships)、つながり合っていること(Connectedness)、そして背景となる文脈(Context)から思考すること』と定義しています。」とアメリカの物理学者のフリッチョフ・カプラの言葉を紹介されていらっしゃいました。

自分は世界とつながっていること、世界は自分の味方で、自分も世界の味方なんだって体感出来た時、生きていくための、とても大きな前進する力を得られるように思われました。素敵な本です。

関西大学 人間活動理論研究センター(Center for Human Activity Theory:略称CHAT)の詳しくはこちらから。
http://www.chat.kansai-u.ac.jp/index.html

ニュースクールの取り組みについての詳しくはこちらから。
http://www.chat.kansai-u.ac.jp/newschool/index.html